つっちゃんです。
今回は私が日々魚を釣るためにいつも意識し、実践している情報収集とその使い方について、まとめてみました。
当然のことながら釣りにおいて情報はかなり重要になります。
私が七里御浜で釣りを始めた3年ほど前は何の情報もなく、経験もなかったことから、人に話を聞きながら、手探りだったため全然釣ることはできませんでした。
しかし、ひたすら通い続けて、ようやく釣れる確率が上がってきました。
これも経験と情報を蓄積していった結果です。
釣りにおける情報とは
さて、釣りにおける「情報」とは何でしょうか?
例えば七里御浜で秋の朝一に16センチのダイペンを投げるという釣り方をしてみたらどうでしょうか?
多分釣れません。
なぜなら通常秋のターゲットが30センチ前後のツバスがメインであり、大きいサイズのベイトもいないからです。
私なら20gのジグを投げているでしょう。
そんな人がいないのはたぶんインスタやツイッター、ブログなどで何がどうやって釣れているかを知っているからですよね。
ただ、もしもちろん水温がすごく高くてシイラが回っているなんて「情報」があれば別かもしれませんね。
私が言う「情報」というは釣果や、釣り方、釣れるルアーだけではなく、経験や知識なども含まれます。
これらの情報をいかに集め、上手く使って釣りに臨むのかが釣果に繋がるものだと思います。
情報上手く使うためには
先ほども申し上げた通り、釣りにおける情報は重要です。
それでは情報はどのように得るのでしょうか?
当然インターネットやSNS、YouTubeなどのオンライン情報を始め、新聞記事や雑誌などの紙媒体、地元の釣具屋さんでの聞き込み、実際の釣行などいろいろな方法で手に入れることができます。
ただ、情報というのは自分の都合の良い情報を集めただけではダメです。
釣れた人がいるから行けば釣れると思ったらハズすこともあります。
例えば誰かが1匹大物を釣りあげている投稿を見たとして、それだけでその場所に行けば高確率で釣れるとは限りません。
これは去年の11月にたまたま季節外れのサイズが釣れたものです。
この時は当然この1匹が釣れただけで続くことはありませんでした。
つまり
一つの情報だけで判断するのではなく、
その日だけか?
その人以外にも釣れているのか?
他の魚種は釣れていないのか?
詳細な場所は?
時間は?
など、情報を補うためにはなるべく多くの情報を集めましょう。
「釣れた」という情報もそうですが、場合によっては「釣れていない」「釣れてないけどベイトはいた」という情報なども大きなヒントとなります。
そして、集めた情報から質のいい、正しい情報を選んでポイント、釣り方を絞っていくことで釣れる確率があがっていきます。
仮説
いろんな情報を集めることが出来れば、次は仮説を立てましょう。
それも複数。
今ある状況と情報の中で、どこへ釣りに行き、どうしたら釣れるのかの仮説をたて、釣りに臨むことできっとその先の釣果に差が出るはずです。
私の場合は仮説を立てるにあたって大きく2つの視点を常に意識しています。
1つは大きな視点です。
これは主に時期的な仮説です。
例えば
過去その時期はどこで何が釣れてたか。
何がベイトだったか、何のルアーで釣れてたか。
といったものです。
当然魚は生き物なので、毎年海水温や海流などの影響により、釣れる時期や種類、数は変動はします。
しかし、大まかな流れは変わらないと思います。
七里御浜でいえば、初夏にワカナが回ってきて、お盆が過ぎればツバスサイズになり、冬がきたらハマチ、メジロサイズに上がってくる。
その途中ではかならずシラスパターンがあり、弓角が無双をする時期があって、やがて餌釣りは覇権を握る時期に変わり、寒くなるにつれてイワシが接岸すると、プラグの方が釣れるようになる。
というような感じですね。
さらに、もう少し細かい情報になると、
「この時期にこんなことがあればここに魚が回ってくる。」
と言ったものも仮説の一つとして常に意識しています。
これは簡単に言うと台風が来ると浜や磯の調子が上がるみたいな感じですね。
そして、もう1つは小さい視点です。
これはその時、その場の状況に合わせて引き出す仮説です。
例えば
明日の風向きは?波の高さは?光量は?ベイトは?などに対して何を選択するのかです。
事前に分かるような風や波の情報によっては場所を変え、その場の状況、ターゲットに合わせてどのルアーのどのアクションが合うのかという仮説を立てるということです。
暗い時に釣れるのであれば、シルエットの出やすいカラー。
明るくなってからならナチュラルカラー。
ベイトが浮いているのであれば表層系のルアー。
魚が浮いていないのであれば沈むルアー。
ターゲットがタチウオならグロー系のジグで大きなジャークで見せて食わせる。
サゴシならブレード系の早巻きで食わせる。
活性の低い青物はボトムをスローで食わせる。
など、状況に合わせていろんな釣り方が考えられます。
それらの引き出しをなるべく多く用意し、合わなければ次々に出していくという感じです。
これらの2つの視点で仮説を立てて私はその時期に合わせたポイントの選択と攻め方の選択をしています。
ただし、特に1つ目の仮説は私の場合あくまで七里御浜をホームに通い続けているからこそ見えているものがあります。
そのため、ホーム意外の場所ともなると1つ目の仮説はそのホームのアングラーに情報を聞いたり、よく釣る方の情報を注視することが大事になりそうですね。
2つ目の仮説は極端な場合を除いて普段から意識していれば場所が変われど対応が可能かと思います。
検証
釣りをする場合に仮説を立てて臨み、それがうまくいってもいかなくてもその結果がどうだったのかを検証することを忘れてはいけません。
魚の反応が得られなかったという事実も一つの結果。
それはなぜか。
次はどうしたらよいか。
釣れた場合も同様です。
なぜ釣れたのか。
次はそれで通用するのか。
ダメだった場合はどうするのか。
結果を踏まえて検証することで、自分の経験と知識という「情報」に繋げるということが最も大事だと考えます。
アウトプットも大事
これまでは情報の収集と活用の話をしましたが、実はアウトプット、つまり人に話したり何かに書くことも大きなメリットがあります。
私で言うとブログもそうですが、SNSでの発信も一つのアウトプットになります。
これが何故重要かというと、
まずは記録として残るということ
次に自分の考えが整理できるということ
さらにいろんな人の考え方や情報が得られるということ
に繋がるからです。
記録としての役割は単純に翌年に繋がります。
いつどこで何で何がどうやって釣れたかという情報は翌年にも通用する可能性があるからです。
そして、考えが整理できるというのは、その日の攻め方を振り返ることで、次回の釣行に活かすことができます。
検証ですね。
これをすると同時に毎日釣り方を意識して釣りをするようになります。
常に釣れた時の場所、時間、潮、ベイト、レンジ、ルアー、タイミングなどを経験として覚えていくと、ふとしたときの引き出しにつながります。
最後にいろんな人の考え方が聞けるというのは、SNS上のやり取りや釣り場などでの交流で、私自身が気付かされることや教えてもらうことがたくさんあります。
これは私が情報を出しているからこそいただけるものでもあると思っています。
ただし、情報の出し方は注意しないと周りに迷惑をかけることにもなりかねません。
その点はなるべく気をつけたいですね。
終わりに
というわけで、今回は情報と活用について書き綴りました。
「そんなややこしいことをいちいち考えてられない。」
という方もいらっしゃるでしょう。
所詮釣りは趣味なのでそれでも全く問題はありません。
実際魚影の濃いところに行くだけで釣れる可能性は上がります。
ただ、私は行くからには少しでも魚を釣りたいし、条件が厳しいときこそなんとか1本釣りたいと考える人間なので、このようなことを常に意識して釣りをしています。
私は釣れるときも釣れないときも自分なりの仮説をもって、釣りに臨み、その答え合わせをしていくことが楽しいのです。
それに自分の考えた釣り方で結果がでるとやっぱりうれしいです。
そして、私は七里御浜で釣りを始めたときに情報がなく、全く釣れなかった経験をしてきたからこそ、同じように情報を必要としている人に、出来る限りの情報を届けるため、このブログを始めました。
ぜひ、私のブログも一つの情報源として活用し、七里御浜で楽しい釣りをしていただければと考えています。
今後も七里御浜を中心にホームの利点を活かし、しっかり結果を出して、すこしでもみなさんの釣行が楽しいものとなるように情報を発信してきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。